社員インタビュー

Interview

K.F 2022年入社

仕事内容について

ビルや空港施設、鉄道会社などをはじめとするインフラ設備の点検業務に携わっています。現地に赴き、「キュービクル」と呼ばれる受電設備を収めた金属製の箱があるのですが、そちらの清掃や電気の流れが問題ないかといった確認をします。特に清掃業務については設備の胴体部分にホコリなどが付着していると電気の通りが悪くなるため、そういったことがないよう丁寧に作業を行い、清潔な状態を保つようにするのです。

点検業務で実際に現場に赴く頻度は月によって異なりますが、だいたい一ヶ月で平均15ヵ所ほど、基本的に一日1ヵ所を目安に点検作業にあたることが多いです。作業的にボリュームが少なければ2名体制で点検を行いますが、大がかりな設備になると7~8人体制となることもあります。キュービクルの数がどれだけあるかで作業人数が変動する感じです。

また、毎年2月は繁忙期にあたるため、必然的に業務量が増えます。今年に関していえば、事務所に出勤する日が1日もなく、出勤日は全て現場での点検業務にあたっていました。休みはきちんと取れますが、自分の体調管理には気を配る必要があります。

仕事で大変なところ・やりがいを感じるところ

清掃業務では重たいものを持ち運ぶほか、あちこち場所を変えて動き回ったりと肉体的に疲れを感じることが多いです。キュービクルの清掃には15〜20分の時間がかかりますが、キュービクルの数が多かったり、汚れがひどい場合には時間も多くかかるため、疲労感がより強まります。現場が連続する日などは疲れを翌日に持ち越すことのないよう、早めに休むことを心掛けています。

また、清掃後に行う点検作業においては、電気の流れについてなどの専門知識を有していないとキュービクルの破損に繋がる恐れがあるため、細心の注意を払うようにしています。キュービクルの中に入っている機械はそれぞれ違うため、事前に特性を理解しておくことも欠かせません。

大変だと感じることがある一方、空港や鉄道、街の大きな商業施設など、私たちの身近な施設の電気設備の点検を行うので、人々の生活に必要不可欠な電気という重要なインフラ設備を自分たちが守り支えているということを実感できるほか、無事に点検業務を終えた後は大きなやりがいを感じます。

入社してからの3年を振り返って思うこと

キュービクルの中に入っている機械をいったん取り出して運ぶ際、外し方や持ち運び方について細かく手順が決まっているんです。また、清掃の仕方ひとつとってもきちんとした手順が決まっているので、ただ清掃するだけではなく、細かい部分にまで気を配らなければなりません。入社したばかりの頃は、そのあたりの勝手がよくわからずひと通りのことを覚えるまでに苦労しました。機材の搬出・搬入については、お客様の建物や家具などに傷をつけるようなことがあってはならないので、未だに緊張します。

現場の話とは少し違ったところでいえば、入社するまでペーパードライバーだったのですが、この仕事では運転する機会が非常に多いこともあって、最初の頃は苦労しました。もしこれから入社を検討されている方がいたら、運転にある程度慣れておくことをおすすめします。

いまは入社して3年が経ったこともあり、電気に関する知識はもちろん、仕事の内容や流れについてもある程度のことはわかるようになってきました。入社した頃よりも能動的に動くというか、先を見据えて行動することができるようになったとも思います。

職場のメンバーについて

基本的には温厚な人が多いなと思っています。休み時間になれば互いに他愛もない雑談をしたりすることも。現場仕事の日もそれほどきついというか、厳しい雰囲気を感じたことはほとんどないです。年代はさまざまですが、20代はあまりいなくて、30代、40代の方が多く活躍されています。仕事中もわからないことがあれば丁寧に優しく教えてくれますし、すごく良いメンバーが揃っているのではないでしょうか。

社内の雰囲気について

事務所内はそれぞれのデスクにパソコンが置かれているので、基本的にはそこで黙々と自分がこなすべきタスクと向き合っていることが多いです。また、現場に行く前の準備や工具の点検をしているメンバーもいます。必要があれば集まって話し合いもしますし、業務に集中していますが、話しかけにくいといった雰囲気はないです。

また、現場に行く人と事務所作業をする人で分かれるので、全員が事務所に揃う日はないです。場合によっては1ヶ月近く会わないメンバーもいたりして、仕事の性質上、現場メインで動いているとは感じます。

資格について

会社的に、いわゆる一般的な国家資格・民間資格などについてそれほど重視しているようなことはないです。ただ、自社内で専用の資格が用意されているほか、国家資格でいえば電験三種(第三種電気主任技術者試験)を取得しておくと仕事の幅がかなり広がりますし、周りからも一目置かれる存在になります。社内で取得している人も何人かいるのですが、やはり幅広い仕事を任されていますし、知識も豊富だなと感じますね。

資格取得については社内で支援制度があるほか、自分が取りたい資格を申請することで会社がサポートをしてくれるケースもあります。

社内専用の資格とは

おおもとの会社からさまざまな仕事を受注する流れなのですが、その会社内でさまざまな社内資格があるんです。その資格を取得すると社内でいろんな業務に携われるようになります。入社してから3年を過ぎるとできることが一気に増えるので、そのタイミングで平日に出向いて資格を取得しに行くことが多いです。社内的に、入社3年後がひとつのターニングポイントというか、区切りになります。

会社を知ったきっかけ

私自身、もともとは職業訓練校の電気設備科に1年間通っていました。就活が目前に迫ったとき、主な選択肢は電気工事士かビルメンテナンス、設備の保守点検業務、という感じだったんです。自分は電気工事士というよりは、点検業務に興味があったので、そちらの方面をメインで就活を行っていて、その流れでこの会社のことを知りました。求人票で労働環境がきちんと整っているといった旨の記載を見かけ、就職するのであればワークライフバランスが取れるところで働きたいと思っていたことから、求人に応募してみようと決めました。

採用面接に臨むにあたって、あらかじめ基本的な質問に対する回答について考えておくなどの準備はしましたが、それ以外には特に何もしなかったように思います。1次面接は終始和やかな雰囲気で面接が行われ、質疑応答の前に会社の概要や仕事内容などひと通りのことを説明してくださったのが印象的でした。こちらから質問をすることもできたので、ここで働きたいという意欲がより高まったことを覚えています。

休みの取りやすさなど

いわゆる現場仕事がメインになるので、入社するまでは仕事が入ったら現場に向かうようなシフト制での勤務態勢をイメージしていたんです。ただ、実際に入社したら基本的には土日祝休みがベースで、土日祝にもし現場仕事が入ってきたら、その分はきちんと振替休日として平日に取れるというスタンスになっています。土日祝日に関係なく現場仕事があるのかなと思っていたこともあり、そこがきちんと休めるのはいいなと思いました。

ゴールデンウィークなどの連休についても、私は今年もみっちり現場に入っていたのですが、たとえば家族がいる方など、休みを取りたいと思えば申請することで休みにすることができます。大型連休に限らず、あらかじめ予定があって休みたい場合は事前に伝えることで休むことができるので、その点の柔軟さはこの会社の本当にいいところですね。

こんな人に向いている仕事です

なんといっても、朝が強い人でしょうか。それから、どうしても現場仕事がメインになるので、ある程度体力に自信がある人のほうが向いているのではないかと感じます。また、電気の知識のアップデートなども欠かせないため、勉強が苦にならないことも大切です。学ぶ姿勢の見られる人といってもいいかもしれません。

仕事とプライベートの両立について

あらかじめ申請しておけばその日は休みにできるので、休みの日は仕事のことは一切考えず、思いっきり休めるようにしています。前日までにやるべきことをしっかり終わらせておき、まっさらな状態で休日に入るというのが一番の理想ではないかと考えています。

私はどちらかというとインドアなタイプなので、休みの日は部屋でゆっくり休んだり、YouTubeを見ていたり、気ままに過ごすことが多いです。また、時には外に出て、街中で買い物を楽しんだり、好きな歌手のイベントなどに足を運んでいます。

今後の目標

入社3年目が大きな節目だと考えていることもあり、今年度までは現在行なっている仕事に注力し、来年度以降は資格取得などに力を入れていきたいなと考えています。先に話したような社内資格や電験三種の取得を目指し、より幅広い業務に携わっていきたいです。

また、弊社は受電盤の点検や改造、監視盤に携わるチームなど大きく4つの部署に分かれるのですが、もし可能であれば改造に携わる部署で働いてみたいといった気持ちがありますね。改造の部署は出張が多いこともあって自宅に一ヶ月ほど帰れないときもありますが、私は馴染みのないところに一定期間いられることにワクワクするタイプなので、そのあたりは問題ないかなと思っています。

入社を検討している方へのメッセージ

私は職業訓練で専門知識を学んでから入社しましたが、未経験から入った人も多く活躍しています。実際に、私も入社前は携帯ショップで働いていたぐらいです。別の業界で働く人からすると、現場の仕事と聞いて大変なイメージを持つ人も多いかもしれませんが、休みが取りやすく福利厚生も充実しているので、安心して働くことができると思います。また、電気というなくてはならないインフラに関わる仕事であるため、安定して働きたいと思っている人にもおすすめです。先輩方のサポートもしっかりしているので、不安なく働けると思います。

1日の仕事の流れ

  1. 5:30

    出社

  2. 6:00

    会社に到着し現場に向かう

  3. 7:30

    現場に到着、機材搬入、事前準備

  4. 9:00

    点検開始

  5. 12:00

    昼休み

  6. 13:00

    点検再開

  7. 16:00

    点検終了、機材搬出、片付け

  8. 17:00

    帰社後、退社

  9. 17:30

    自宅に到着

早く起きるために心掛けていること

もともと朝が得意な方ではなかったのですが、入社後は強制的に早起きスタイルになるため、慣れてしまったというのが実際のところです。基本的に5時起きが多いですが、早いときは4時半に起きなければならないときもあります。目覚ましのアラームを5分おきに鳴るように複数セットするなど、工夫することでスムーズに起きられるようになりました。

また、早起きがしんどくならないように、休憩時間に少し睡眠を取ったり、休日はしっかり休むなどして疲れがたまらないように心掛けています。さらに、運動も行い、健康体を維持できるような努力もしていますね。

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